2012年11月16日金曜日

とどけ鳥日報 2012年 11月 16日 (天気:晴れ )

今日の空間線量0.23 μSV/h

食品・水・土壌の測定本日の受託件数本日の測定件数
19件17件

線量計(TERRA-P)本日の貸出数本日の返却数
1件1件

本日いただいたカンパ件数合計金額
4件3,500円

本日の支出支払い明細合計金額
 0円

■スタッフより■

朝の冷え込みキツクなってきました。寝袋から出るのツライです。

測定ボランティアさん募集中です!!

MくんやKくんがあてにできないので・・不足しています。

MくんとKくんはアシスタントを募集してるようです。詳しくはMくんまで。


■主な測定結果

<野菜・きのこ系>

大根(南相馬市原町区)3.48 Bq/kg6.171 Bq/kgの測定下限値以下)、メークイン(福島市)4.38 Bq/kg6.295 Bq/kgの測定下限値以下)、ネギ(福島市)5.55 Bq/kg6.90 Bq/kgの測定下限値以下)、ナメコ(福島市)459.22 Bq/kg

<玄米>

5検体測定しました。

玄米①
福島市
11.44 Bq/kg
玄米②
福島市
7.59 Bq/kg
玄米③
福島市
7.95 Bq/kg
玄米④
福島市
9.29 Bq/kg
玄米⑤
福島市
16.90 Bq/kg

 

 
第23話 菜の花PJ本格迷走!!

 (前回までのあらすじ)

2012年61日より新たに活動をスタートした「放射能測定センター・南相馬」。そこに集まった個性的すぎるボランティアたち。人生に血迷い中の3人の若者ボランティアと南相馬代表の地元ボランティアたちが繰りひろげるドタバタ人間喜劇・悲劇? ワールド・コラボの名古屋遠征から帰ってきたと思ったっら、震災支援プランのコンペに予選突破するも決勝であえなく落選、MくんとKくんはボランティアのはずなのに「忙しい、忙しい」「今日も残業だ」「明日は朝から打ち合わせだ」「寝不足だ」とか「11月を乗り切れるだろうか?」とか「病気になりそうだ」とかわけのわからないことを言いつつ、測定センターにはたまに顔を出す程度で、日々何かに追われるように過ごしているのでした。何がそんなに忙しいのやら?


「菜の花を植えたいんです!」

MくんとKくんは言いました。

もう11月の後半だというのに。9月後半から10月中旬ぐらいには植えておかないといけないのに。

何を言っているんでしょう?

しかも植える農地のあてもないし、種もない。農業の経験もない。そんな状況。

農家の方も聞いてあきれるしかありません。

農家の方:「いま播いても育たないかもしれないよ」

MくんとKくん:「播きたいんです!」

農家の方:「菜の花は20km圏外の農地は全部播いてしまったから、あとは20km圏内の農地しか残ってないんだよ。20km圏内は環境省の管轄になるので、現時点では持ち出せないことになっているし、菜種を収穫しても持ち出せないかもしれないんだよ。それでも播くの?」

MくんとKくん:「播きます!」

農家の方:「やってもムダになるかもしれないんだよ。その可能性の方が大きいんだよ」

MくんとKくん:「やらせください!」

無謀としか言いようがない、あきれて言葉も出ない彼らの計画。

地域では農家の方たちが協力してすでに菜種の播種は終わり、栽培面積もほぼ確定し、それに合わせた搾油所などの施設の準備や販路の話をしています。

菜の花プロジェクトの震災支援プランを考えたMくんとKくんは、彼ら自身が菜の花PJに洗脳されてしまったようで、もう「菜の花を何が何でも植える!」ということしか考えていません。

人生血迷い中のですからしょうがない。人生にジダンダ踏んでる彼らに、ムダになるかもしれない、そういうことは今まで通り任せておきましょう。

周囲のあきれ顔をものともせず、

彼らなりに準備を着々と!

農地をGET!!



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(“パパ”:『申し訳ありません。うちの若いものが迷惑をかけて・・』)
 
菜種をGET!!




















(菜種を背にして作戦を考えるふりをするKくん)


ポールをGET!!


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
播種機をGET!!


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
行動力だけはスゴイです。

Mくん:「準備はOKか?」

Kくん:「サイコーッ!!」

Mくん:「よし!じゃあ出発するか」


「種蒔きいってきま~すっ!!」
 















おい、おい、いま夜だぞ!外見てみろ!」

「コイツら正真正銘のアホだ」と“パパ”は思いました。

 

そんな中、川では


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
南相馬市を流れる太田川では(まだまだ)鮭がたくさん

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イクラの測定依頼もありました。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2人の無謀で無計画の行動ですが、地域の農家の方は「何だこいつら?」と思いつつ、

この地で農業を目指そう?としている彼らを、ほんのちょっと期待しつつ、あたたかく見守ってくれているようです。

そういったことをしているかたわら、農地の瓦礫撤去など地域農業の支援ため活動を続ける宮城県のボランティアサークルの見学に行き、ボランティアが果たすべき役割や心構えなどたくさんのことを学んできたようです。

・ボランティアは何でもかんでもやればいいというものではなく、被災者や被災地域が一時的に失ったものをサポートする。最終的には協働の力で当事者の力を引き出すことを目指すこと。

・ボランティアの都合ではなく、必ず相手目線でいること。

・大切なこととして、①相手がどう苦労しているのか?など徹底的に対象を知ること、②ミーティングを定期的に行うなど運営側のチーム作りの大切さ。
 
既に種播きキャンペーン実施中!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(Mくん田んぼ間違えてないよね!)

 

川の調査進んでいるのでしょうか?真野川の調査結果以来なにもしていないようなんですけど・・。

Mくん、川のこと忘れてないよね?

※今後予告:菜種を11月中に播くことはできるのか?川の放射の調査を終えることはできるのか?忘年会の日程は決まったのか?果たして菜の花は育つのか?Mくんはガリガリ君をいつまで食べるのか?家伝ゆべしをGETできるのか?
 
どっちでもいいけどね~

(つづく)

2 件のコメント:

  1. 初コメです!福島市ファー〇庄野のスタッフをしている『こじこじ(仮)』と申します。

    いつも楽しくブログを拝見してます。

    毎度こちらの検体を測定して頂き、本当にありがとうございます。m(__)m

    自分たちもこちらで『菜の花プロジェクト』頑張ってますp(^^)q

    近いうちに、KくんとMくんに是非とも会ってみたいですね(^O^)

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  2. お世話になっております。
    ブログ見ていただきありがとうございます。
    KくんとMくんに伝えておきます。きっと大喜びです。

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