とどけ鳥日報 2013年11 月21 日 (天気:晴 )
食品・水・土壌の測定 | 本日の受託件数 | 本日の測定件数
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9件 | 11件 |
線量計(TERRA-P) | 本日の貸出数 | 本日の返却数 |
0件 | 0件 |
■スタッフより■
*本日は検体少なく9件の依頼でした。DVD「核のゴミどうするの?」の上映もありました。
第1原発の事故の汚染瓦礫も先行き行き場所、不透明ですね。30年後は生きていません・・。
*本日の結果より南相馬市産、カリン33.24Bq/kg、渋柿71.96Bq/kg、キゥイフルーツ67.49Bq/kgでした。
*線量が高かった事故後の蜂蜜(飯舘産)の蜂蜜の巣も、3,378.88Bq/kgと高い線量でした。
ながらく、お待たせしました。
「ドタバタ菜の花物語」
第57話 あなたもいかが?エゴマ油
エゴマの収穫とだげんちょ菜種油の天ぷら試食会を無事成功?させたMくん。
成功だろうが失敗だろうが続きます。いよいよエゴマ油の搾油にチャレンジ!
遅くなりましたが、10月10日から10月31日までの活動報告をします。
エゴマをサンバッタラ号に載せ移動↓
収穫したエゴマは畑などで10日間ほど乾燥させます。
緑色が↓
こげ茶色に↓
カラカラになるまで乾燥させます。
そして、
畑にテントを張ります↓
農家の方:「なんだMくん、畑に泊まり込んで作業するんか?」
Mくん:「いや、いや。脱穀用です」
Mくんが泊まるためのテントではありません。
しっかり乾燥させたエゴマはちょっとした衝撃でも種が落ちる状態になっています。
テントの中ではたけば種だけ落ち、飛び散らず、種を集めることができます↓
そうして集まった種(調整前)は約18kg↓
ここから約30%の油が絞れると言われています。
集めた種は菜種のときと同じように
①2種類のふるいにかけ大小の夾雑物を取り除きます。
②さらに唐箕(もしくは扇風機)にかけ調整作業を続けます。
③その後2~3日天日に当て乾燥。
さらに搾油後の油のニゴリをなくすため
④お米を研ぐときのように水洗いし、種に付着した泥などを落とします。
⑤洗った種はすぐに洗濯ネットに入れ洗濯機で脱水→またまた天日乾燥
水洗い後の脱水(2~3分)↓
お馴染み南相馬に届けられた搾油機でエゴマの搾油が始まりました↓
搾油した油をろ過↓
光り輝く色、香ばしくかつシソっぽいさわやかな香り。
もちろんエゴマ油も測定結果は不検出。
エゴマ油活用術
αリノレン酸が豊富なエゴマ油。αリノレン酸は熱に弱い性質のため炒め物よりドレッシングなどに使用すると効率よく摂取できるそうです。保存は冷蔵庫で!
①ドレッシングに(ポン酢とエゴマ油をかけるだけでも)。
②ヨーグルトやシリアル、納豆、おひたし、冷奴、パスタにかける。
③みそ汁やスープ、ビールにたらす。
④バターの代わりにエゴマ油をトーストに塗る。
食用以外には工芸品や仏像など木製品のツヤ出しにも活用できるそうです。
5月に種蒔きしたエゴマは11月で油になりました。
農家の方からのメール:「こんばんは。菜種油とえごま油ありがとうございました(涙)原町に来るときは連絡くださいねm( )m」
文間からたくさんの思いがあふれる文章。Mくんはたくさんのあたたかい言葉をもらい、しばし南相馬を離れるのでありました。
「ちょっと待っててね~」
次回:南相馬にやってきた人生血迷い中の3人の若者(?)ボランティアの行方
(つづく)