とどけ鳥日報 2013年 5月 8日 (天気:晴 )
今日の空間線量 | 0. 23μSV/h |
食品・水・土壌の測定 | 本日の受託件数 | 本日の測定件数 |
43件 | 22件 |
線量計(TERRA-P) | 本日の貸出数 | 本日の返却数 |
1件 | 3件 |
本日いただいたカンパ | 件数 | 合計金額 |
4件 | 4,060円 |
本日の支出 | 支払い明細 | 合計金額 |
円 | 0円 |
■スタッフより■
*6.15の講演会のポスターを各所に掲示してもらうように届けました。
*立夏も過ぎ、本日はさすがに筍、ワラビ、ぜんまい、こしあぶら等の山菜や、畑の土壌等の
検体が急に集まりだしました。測定器フル稼働のうれしい悲鳴です。
*本日は鹿島区のT須さんより卵の測定依頼あり、結果は0.79Bq/ kgでしたので、O槻さんに電子 レンジで調理していただき、スタッフ全員で美味しくいただきました。御馳走様でした。
第40話 Mくん、山菜のお勉強の巻
(前回までのあらすじ)
2012年6月1日より新たに活動をスタートした「放射能測定センター・南相馬」。そこに集まった個性的すぎるボランティアたち。人生に血迷い中の3人の若者ボランティアと南相馬代表の地元ボランティアたちが繰りひろげるドタバタ人間喜劇・悲劇? 測定センター1周年を6月にひかえ地道に測定センターの役割をはたしつつ・・・
<主な登場人物>
Mくん:検体採取に命をかけるボランティア特攻隊長。落ち着かない測定員。
Kくん:いまだ恋人絶賛募集中、ムードメーカー。最年少ボランティア。
BOSS:ドタバタ測定センターをまとめ上げることができる唯一の男。
“パパ”:チェル救のドン
ママさんボランティア:うっとおしいぐらい男だらけの測定センターを救う? 毎日来てください!
Mくんがいると仕事が増える!?
朝9:30時間前からとめどない来所者。入れ替わり立ち替わりって言うより、入り乱れとり乱れ?
対応仕切れないぐらいの午前中でした。
午前中だけでも15人の来所者。
ほぼ1年いる(いない日も多かったですが)Mくんですが、「こんなの初めて!」と言うぐらい。
昼からは来所者も落ち着いたので、こなし切れない検体採取を続けました。
(持ち切れないたくさんの検体)
今日の来所者の声
・「観賞用の菊を測ってほしいのですが・・、こちらでなら測ってもらえるって聞いたので・・」
・「こないだ測定してもらったんだけど、どのように解釈したらいいかもう一度教えてもらいたくて来たんですけど・・」
・「飯舘村で栽培しているたらの芽。・・採れる場所によって全然違うからきちんと測らないといけない」
・「たけのこは今日すぐ測ってもらえるんでしょうか?今日の夜ごはんに予定してるんですけど・・」
講演会のポスター貼りにまわっている際、聞いたところによると、
生涯学習センターも土日になると測定希望の方の行列ができるそうです。でも測れる件数にはどこも限界があります。
山菜アワ―
うこぎ
(伝統野菜かつ垣根)
「うこぎの葉を刻んで、味噌和えして食べるとおいしい。山形の米沢や置賜地方の方に多くて、昔は家の周りの垣根に使われてきた。腰ぐらいの高さも去れほど高くなく垣根にはいい。葉も食べれる。南相馬ではそれほど多くはないが、もっらったものを育てたので・・」と
独特の苦みと香りのあるうこぎの葉はビタミンやミネラル、カルシウムも豊富で抗酸化作用もあり、調理法も様々あるので注目を集めている伝統野菜だそうです。
※南相馬市原町区のうこぎは52Bq/kgでした。
コシアブラ
(天ぷらが最高!らしい)
「Mくんコシアブラって知ってる」
「知らない」
「こっちでは山菜とかたけのこなんか買ったことない。おすそわけでもらえるから。でも新聞でも載ってたけどそういうおすそわけの文化が・・もらっても、あげても・・」
「自分でとるのはふきのとうぐらいかな」
山麓、原野、河岸などに生育する落葉高木。香りよく、アクが強く、栄養価も高い。
食用部は若芽。採取時期は5~6月。天ぷら、フライ、油いため、ゴマ和え、味噌和え、卵とじなどなど。
※南相馬市小高区のコシアブラは788Bq/kgでした。
たけのこ
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