とどけ鳥日報 2013年5 月22 日 (天気：晴 )
| 食品・水・土壌の測定 | 本日の受託件数 | 本日の測定件数
|
| 9件 | 14件 |
| 線量計（TERRA-P） | 本日の貸出数 | 本日の返却数 |
| 0件 | 0件 |
■スタッフより■
＊本日の依頼検体は、水道水5系統を含めて9検体と、少し落ち着きました。
＊本日の結果より、 しいたけ（原木）7,619Bq/kg。 茹でたタケノコ2種が
それぞれ55Bq/kg、32Bq/kg でした。
＊いよいよ暑くなり出しましたね。快晴の1日でした。
＊3月に開催の日本森林学会の大会で「森林の放射能汚染の現状」が多く発表されました。
以下は、転載の転載ですが、参考にしてください。
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1693.html
ドタバタ菜の花日記
第４３話 太田地区復興会議
（前回までのあらすじ）
２０１２年6月1日より新たに活動をスタートした「放射能測定センター・南相馬」。そこに集まった個性的すぎるボランティアたち。人生に血迷い中の3人の若者ボランティアと南相馬代表の地元ボランティアたちが繰りひろげるドタバタ人間喜劇・悲劇？ 測定センター１周年を6月にひかえ地道に測定センターの役割をはたしつつ・・菜の花プロジェクトの行方は？
＜主な登場人物＞
Ｍくん：検体採取と菜の花栽培に命をかけるボランティア特攻隊長。働かない盛りの落ち着かない測定ボランティア。
Ｋくん：いまだ恋人絶賛募集中、ムードメーカー。働き盛りの最年少ボランティア。
BOSS：ドタバタ測定センターをまとめ上げることができる唯一の男。
“パパ”：チェル救のドン
ママさんボランティア：うっとおしいぐらい男だらけの測定センターを救う？ 毎日来てください！
Mくん、実証田で田植えお手伝いの巻
花めぐりＭＡＰでも紹介されている太田地区復興会議さん
↓
相馬野馬追の里おひさまプロジェクト
フラワーランド（片倉）2.5haを中心に太田地区（高、益田、下太田）全域で7haの菜の花を植ました。
また、24年度ひまわりを植えつけた太田神社西側の水田には実証栽培として12ha稲の作付けを行う予定です。（花めぐりMAPでの紹介記事）
その田植えが5月１７日（金）と5月20日（月）に。
田植え2日目の20日にMくんもお手伝いに行きました。
（実証田は太田神社の西側にひろがっています）
約40枚の田んぼに作付けするそうで、17日に19枚終田植え完了。20日は残りの21枚の田んぼを朝から約10数名で作業を行いました。
田植え機3台で太田神社から遠い側の田んぼから順番に田植え
ゴールの太田神社𦚰の田んぼを目指し↓
（オペレーターは高ライスセンターさん）
Mくんはこの田植え機に苗や肥料を補充するサポーター。田植え機1台に２～3名つきます。
苗を準備するMくん↓
（午前中のまだ元気なMくん）
曇り気味でしたがけっこう日焼けしました。
午後になり少し疲れてきたMくん
（まだやるんですか？）
最期の1枚↓
（山の向こう側は20km圏内）
作業は朝8：30頃から夕方6：00までかかりましたが、予定通りすべての田んぼの田植えをすることが出来ました。
「Ｍくん、上の菜の花畑見に行った？」
花めぐりMAPには載っていない太田地区復興会議さんの菜の花畑↓
（山の向こうは20km圏内）
太田地区復興会議は、
相馬野馬追の出陣の神社の周辺の地域で福島第一原発の20km圏の境に位置した太田地区。2012年太田各委員会の委員長で結成し活動を始めた団体です。
①農地除染と作付により農業の再生
②地域の資源、エネルギー、食糧を活かし、循環型で持続可能な街づくり
③自然エネルギーを地域産業として根付かせること
を目指しています。
Mくんは作業中、太田復興会議のメンバーの方ともお話し、ちょっとだけ交流ができました。
太田復興会議さん：「Mくん、今日はありがとね。収穫祭たのしみだね。田んぼもたまに見に来てね」
一方、だげんちょ菜の花農場は？？？
こちらも、野馬追仕様に。すこしずつ・・
（馬くん：「ちゃんと草刈れよ～」）
ボランティアママ：「Mくん、菜の花どうなった？」
Mくん：「大きくなったよ」
ボランティアママ：「いや、きのこじゃなくて・・」
（Mくんと育たない菜の花となぜか巨大化した謎のきのこ）
このきのこは83.5Bq/kgでした。512Bq/kgの土壌（11月に測定）で育ったきのこです。
私たちの思いとは裏腹に、Mくんの思いとは重なるように、
育つのはきのこや雑草ばかり・・・
Ｍくんが初めて小高区の片づけボランティアに入ったのが去年の5月19日。
人生に血迷い中の3人の若者ボランティアが南相馬に来て1年が経ちました。これから1年経つことがいろいろ出てくるのでしょう。
（つづく）
