とどけ鳥日報 2013年4 月24 日 (天気:曇り )
今日の空間線量 | 0. 22μSV/h |
食品・水・土壌の測定 | 本日の受託件数 | 本日の測定件数 |
14件 | 18件 |
線量計(TERRA-P) | 本日の貸出数 | 本日の返却数 |
0件 | 0件 |
本日いただいたカンパ | 件数 | 合計金額 |
5件 | 7,000円 |
本日の支出 | 支払い明細 | 合計金額 |
円 | 0円 |
■スタッフより■
*4/21の小高区の線量測定で残ってしまった2か所を本日測定しました。これで測定は完了です。
*春の訪れか、土壌や、野菜、山菜の測定依頼が多く、本日も昨日に引続き測定器2台はフル回転の盛況でした。連休前にこなさないと・・・。
請戸川の結果(採取日4月14日)
河川水の判定は全て「不検出」でした。
(浪江町の請戸川の放射能調査)
№
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採取場所
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川底(Bq/kg)
|
土手(Bq/kg)
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川の水
( )内は測定下限値
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1
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請戸橋
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―
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12390
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5.93(7.72)
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2
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不動橋
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4038
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19451
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4.86(7.72)
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3
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今神の橋
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5562
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33495
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0.32(7.72)
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4
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室原橋
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6032
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34542
|
1.01(7.72)
|
川の土手の土は下流から全て1万Bq/kg以上、川底も4~6千Bq/kgと南相馬の川ならかなり上流(山側)の高い数値結果と同じレベルでした。
第37話 測定デビュー
(放射能測定パンツびしょぬれ事件)
~放射能測定 浪江町編~
(前回までのあらすじ)
2012年6月1日より新たに活動をスタートした「放射能測定センター・南相馬」。そこに集まった個性的すぎるボランティアたち。人生に血迷い中の3人の若者ボランティアと南相馬代表の地元ボランティアたちが繰りひろげるドタバタ人間喜劇・悲劇? 測定センター1周年をひかえ地道に測定センターの役割をはたしつつ、菜の花プロジェクトの推進の役割を担っている測定センター。今回は半年ごとに行っている放射能測定の日を迎えるのだが・・
第5回目の放射能測定がおこなわれました!
①4月13日(土)→原町区北部と浪江町
②4月14日(日)→鹿島区と浪江町
③4月20日(土)→原町区南部
④4月21日(日)→小高区
南相馬のいたるところに貼られている放射線量率マップ。放射能測定センターの“顔”ともいえるもの。5回目のマップ作成の時期がきました。
そんな測定の日、久しぶりにKくんが・・
Mくん:「昨日、初めての測定だったんだけど、けっこう場所移動にてこずったぜ」
Kくん:「やっぱ、僕がいかなきゃダメっしょ!明日は任せといてください!」
と自信たっぷりなKくん。
(最初は笑顔のKくん)
当然のことですが、MくんとKくん、2人そろえば何かが起こる。起こらないことが起こる。
それほど実の詰まった“ドタバタ”測定の1日でした。
朝8:30に放射能測定センターに集合。測定のミーティングを行ってから出発します。
原町北部は8班、浪江は4班。各2~3人ペアで約20~30ヶ所1日かけて測定してきます。
(朝礼の様子、「コラっ!M、K聞いてるのかっ!」)
チェル救のドンこと通称“パパ”は、当然MくんとKくんだけでは心配なので、もう一人サポートをつけました。
測定ポイントの地図と線量計と通行許可証を携え浪江に出発。
福島第一原発事故で警戒区域と計画的避難区域になっていた浪江町は、放射線量に応じて3つの区域に再編され、4月1日以降日中の立ち入りが一部できるようになりました。
今回はBOSSの段取りで浪江町も役場の協力を得て測定に入りマップを作成することになりました。
<測定の流れ>
ナビで次の目的地をセットします↓
地上1cmと1mの高さで測定し、結果を記録します↓
(普通なら1人で余裕に測れます。でも・・Kくんなら・・)
ドタバタ本気モードで事件ぞくぞく
Kくんドタバタ事件簿
<その1>地表1cmプルプル事件
前の測定ポイントで1㎝を測定するための機具を置き忘れ、
足をプルプルさせながら測定をするKくんとそれを上から冷ややかに見降ろす同乗したサバ読ませ天下一品女子Rさんの足↓
(Kくん:「機具以上に正確に1㎝で固定して測ってやる!」)
(Rさん:「そんなことせず、取りに行けばいいじゃない!」)
<その2>ナビできないナビゲーター
ピクピク事件
「オレに任せてください!」と言ったわりには、MくんとRさんが測定を終え車に戻っても、次の測定ポイントをまだナビに設定しきれないKくん↓
(ナビ設定に悪戦苦闘するKくん)
(Rさん:「まだなの?」)
<その3>バケツ流失→救出 ニヤニヤ事件
Mくんに頼まれ橋の上からロープ付バケツで川の水を汲もうとしたKくんですが・・
「しまった~っ!」と橋の下でKくんの声を聞いたMくんは「しゅ~がね~な」と思いました。
案の定、バケツが流されていくのを見ました。そしてKくんが猛ダッシュでバケツを追いかけていくのを見ました。時計を見ながらMくんは「しょ~がね~な」と思いました。
(帰ってきたヒーロー気分のKくん)
(Rさん:「30分以上ロスしたんだけど!」)
同乗者のRさんの証言
「翌日、お腹が筋肉痛になりました~。たぶん笑いすぎたんだと思います」
Kくんの「任せてください!」の言葉通り、笑いとネタを提供してくれたのでした。
(双葉町との境、アスファルトの上で11μSv/hを計測)
(警戒区域内を入るための通行証を見せ・・)
(工事が進む浪江町内の常磐道)
この日は22か所を測定しました。
Mくんのいる3人チームは、もちろんそれだけで終わるはずはありません。
Mくん:「さあ、今から川に検体採取に行く!」
他の2人:「え~!」
M・K・Rチーム
強制場外乱闘延長戦で浪江町請戸川の検体採取の巻
(浪江町の請戸川で採取)
そう、そんなこんなの苦労を重ねつつ出来上がるのが放射能マップです。
(あの~、普通はそんなに苦労しないものなのよ)
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