とどけ鳥日報 2013年 3月19 日 (天気:晴 )
今日の空間線量 | 0.22 μSV/h |
食品・水・土壌の測定 | 本日の受託件数 | 本日の測定件数 |
14件 | 14件 |
線量計(TERRA-P) | 本日の貸出数 | 本日の返却数 |
2件 | 0件 |
本日いただいたカンパ | 件数 | 合計金額 |
1件 | 1000円 |
本日の支出 | 支払い明細 | 合計金額 |
円 | 0円 |
■スタッフより■
・桜の蕾が膨らんでいる暖かい南相馬市の今日。
風が強く花粉や砂が舞飛んでいます。
2011年の3月19日のあの日は、寒風吹きさらし、街中に歩く人の姿は無く、自衛隊車輛や警察、消防車とすれ違うばかりで、映画のワン・シーンの中にいるようで、現実感の湧かない毎日でした。
目に見えるもの・見えないものに翻弄されたあの頃の私・・・。
2年経って今の私は少しだけ前進できたのか?
そんな事を考えた、今日の測定センター内でした。 Eより
お久しぶりです。
ドタバタ菜の花物語の再開です。
第35話 菜の花畑殺人事件?
(前回までのあらすじ)
2012年6月1日より新たに活動をスタートした「放射能測定センター・南相馬」。そこに集まった個性的すぎるボランティアたち。人生に血迷い中の3人の若者ボランティアと南相馬代表の地元ボランティアたちが繰りひろげるドタバタ人間喜劇・悲劇? 菜の花プロジェクトの行方は?
花マッププロジェクトの行方は?2月8日から音沙汰のないMくんの行方は?
「6号線のギリセブンの近くの田んぼで人が倒れてます!」
(田んぼに朽ち果てるMくん)
宮城に行ってから行方不明・音信不通状態になっていたが、菜の花畑で過労死寸前?のところで発見されたMくん。
Pさん「おい!大丈夫か?」
Mくん「何が?」
Pさん「倒れてると通報があったからきたんだ」
Mさん「菜の花の種を播いていただけです」
Pさん「そうは見えなかったぞ」
Mくん「種だって、いろんな播き方があるんです!」
返ってきたMくん
Mくんがブログに登場しなくなって1カ月以上
雪の季節は終わり、春が近付いている。
南相馬ではそれほど雪はふってないはずなのに、何故かやたらと雪に溺れたMくん。
(Mくん「お~い!」)
手を伸ばせば
声をあげれば
救い出してくれる人がいる。
でもやりすぎて愛想尽かされないよ~にね、Mくん。
また南相馬に戻っているようです。でも相変わらず事務所には顔を出しません。
彼は今何してるかって?
なんてったって春播きの菜の花。Mくんだけじゃなく一部の人たちは大忙しなんです。
ヨガジ―、地域の農家の方、Mくん それぞれ菜の花の種を播いています。
「えっ?いまなの?」
そう。今なんです。
東北大学菜の花プジェクトの一環
測定センターの事務所にはたくさんのナタネが届きました。いやがらせのよ~に(冗談です)。
(ヒ―、ヒ―言うぐらいあります)
おかげで(?)Mくんは
毎日田んぼの中を2万歩歩いています。田んぼの中の2万歩ってかなりキツイです。
くたばってもおかしくないぐらい。
地元の方「まだまだ田んぼ貸してくれるとこあるよ」
Mくん「・・・(死ぬ~!)」
3月12日(だげんちょ農園の種播き)
(Mくんが新たに入手した種播き機 定価3万円)
値切り上手?なMくんは、「これ3万円もするんですか!?」
失礼なMくんの言葉ですが優しいお店の人は2万円にまけてくれるのでありました。
3月13日(有機農家の方の菜の花種播きのお手伝い)
(ひろ~い田んぼ。トラクターと競争だ!)
3月15日(ダッシュで種播きするMくん)
(オラっ、どうだ!)
3月2日(ヨガジ―のところを手伝うMくん)
(Mくんどれかわかります?だいたい変なことしてるのがMくんです)
覚えていますか?バケツ栽培
バケツ栽培の菜の花も花が咲きました。
(ヒョロヒョロ菜の花完成だ~)
種播き三昧地獄でヘトヘトになっていたMくんですが、
名古屋からもお手伝いに来てくれた方がいます。
Mくんの菜の花畑のために埼玉から来てくれた方がいます。
ありがとうございます。
南相馬の一部では菜の花ラッシュです。
冬播きの菜の花がかなわなかったMくんの希望が今は春播きの菜の花種播きラッシュにつながっています。ドタバタばかりで、なかなか役に立てないMくんですが菜の花プロジェクトの推進に少しは寄与しているのかもしれません。
力はないけど1人1人の思いが大きな力になっていくのでしょう。
南相馬にはそういう小さいきらめく力がまだまだたくさんあります。
Mくんのいない間に
Mくんには任せられないと、測定センターを守るワンちゃんが現れました。名前はジュンです。
なぜか、外ではなく、いつも事務所の中を伺っています。
(名犬ジュン)
いやいやジュンよ、主役はオレだよ!
(種播きサンキュー。でも、オレは疲れてない!ジュン後はオレに任せろ)
4月初旬まで菜の花の種播きは続きます。
<次回予告>
春播き用の種を提供してくれた東北大学の菜の花プロジェクトとは?南相馬における菜の花プロジェクトはどう進んでいるのか?
(つづく)
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