とどけ鳥日報 2013年2 月7 日 (天気:晴れ )
今日の空間線量 | 0.24μSV/h |
食品・水・土壌の測定 | 本日の受託件数 | 本日の測定件数 |
7件 | 8件 |
線量計(TERRA-P) | 本日の貸出数 | 本日の返却数 |
0件 | 0件 |
本日いただいたカンパ | 件数 | 合計金額 |
件 | 0円 |
本日の支出 | 支払い明細 | 合計金額 |
円 | 0円 |
■スタッフより■
*本日は、玄米白米それぞれ2検体ずつありました。玄米は2.34Bq/kg、7.31Bq/kg。
白米は7.11Bq/kg、9.41Bq/kgでした。
*相馬沖でとれたカレイの測定依頼がありました。結果は15.51Bq/kgでした。
*原町区馬場産の苺は0.39Bq/kgでした。
*はじめて、生卵を測定しました。結果は6.21Bq/kg(青森産) 0.0Bq/kg(新地産)でした。
(相馬沖のカレイ:「向き合ってる?」)
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ロータリーキルン型燃焼炉で汚泥の燃焼減容を実証
福島だけでなく全国各地で問題になっている下水処理施設の汚泥の放射能汚染問題。
問題の解決を目指した実証実験があの「あやめ園」で行われています。
環境省が公募した除染技術実証実験、約11.5倍(応募173件、採用15件)の難関をクリアした実証実験。
説明会がありましたので参加してきました。
(燃焼炉)
説明したのは東京工業大学の有冨先生
「ドンドンたまってきちゃう下水汚泥」
下水汚泥は200Bq/kg以上で引き取り先がありません。埋設場所が見つからず深刻な問題になっています。
放射性物質で汚染された下水汚泥を焼却炉で燃焼減容、専用の保管容器で管理することで、安全な焼却システムの確立を目指しています。
(東京工業大学の有冨先生)
下水汚泥はこれまで約80%が再生されていた。セメント、タイルやレンガなど建築資材、肥料など。
いま行き先が無くなって施設でたまり続けています。
この実証事業は、再生舎とパワーりめいく、東京工業大学との協働で進めてきた事業です。
再生舎がもともと荒川の河川敷の河川汚泥を燃焼させることで土を再生させる技術を開発してきていました。
この再生舎の技術を下水処理場の汚泥の除染に使えないか?開発をすすめ、この南相馬で実証をすることになりました。
南相馬から4トンの土をもらってこのハートランドで実証を進めてきました。
(土を入れるところ)
燃焼させると800~900℃に上がります。
おおまかな順序は
①サイクロン(遠心分離)
②スクラバー(水噴射で洗浄)
③スクラバー水を汚染水処理装置で排水処理
本宮では定置型の施設だったが、移動できるように4トン車に。
(移動式汚染水処理装置トラック)
「事故を止めることが出来なかったからこそ、この実証実験を福島の復興に役立てたい。漁業や農業が出来なくなった人たちのための雇用のためにも。今日来ている地元の会社に所有権を少しずつ譲り、最終的には地元の人の手で進めていけるようになればと思っています」
(移動式汚染水処理装置)
(撹拌反応槽)
「実証されたものが使われなければ・・・」と確信と自信に満ちた言葉でした。
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